美容師が悩む激務すぎる労働環境
美容師の資格は一生ものの資格であり、定年もないことからずっと働くことができるというメリットがあります。自分のライフスタイルに合わせて働きやすいですし、自由がききそうなイメージの強い美容師ですが、美容師の労働環境の実態について知ると意外とそうでもないかもしれません。美容師の過酷な労働環境について知りましょう。
カットができるまで
美容師は資格を持って美容院に就職したらすぐにお客さんのカットをすることができるわけではありません。新人の美容師として入社してから一人前となってお客さんの髪をカットできるようになるためには、お店の開店前や閉店後にカットの練習をすることは当然となっている職種です。そのため閉店後の深夜まで残って練習をすることも多くあり、カットができる一人前になるまでにかなり過酷な環境で働くことが必要となります。
そしてカラー剤のメーカーに研修へ行くこともありますが、そうした研修はお店が休みの日に行くことになるため、休みの日が研修で潰れてしまい休みなく働き続けることも珍しくありません。新人美容師として入社したは良いものの、かなり早いタイミングで離職をする人も多くいる職種です。
時間外労働が当たり前
カットができるようになるまでは営業が終了してからの練習が続きますが、一人前になってお客さんのカットができるようになったからといって美容師としての修行は終わるわけではありません。一定の技術を身につけたらキャリアアップのためには休日も講習会に出かけたり、大型連休などにも出勤をすることなどは多くあります。
そして美容師はこのようなカットの練習以外にも一日の反省をしたり、お客さんのカルテ作りなどやることは多くあります。営業時間はお客さんがいるためなかなかこういったことに手をつけることが難しく、営業時間外にこれらの雑務をこなしていくことが多いです。
低賃金
さらに美容師が激務とされる理由には低賃金であることも入ります。ここまで紹介してきた仕事内容をしていくにも関わらず月に渡されるのは定額の給与であることが多いです。もちろん自分が経営者側の美容師などは低賃金ではないかもしれませんが、ほとんどは勤めている人なので総じて美容師は低賃金で働いています。労働の対価として支払われる賃金が割に合わないと感じる人も多く、低賃金は多くの美容師が頭を抱えていることです。過酷な労働環境とも言える美容師は本当にカットを楽しめる人でなければ難しいとも言えます。
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